column | Michiko Yoshino | ジャズボーカリスト 吉野美知子

column

9月は忙しいかったけど

9月は忙しいかったけど刺激的な月でした。
今月10日のOrganでのライブは、田窪くんがツアーで欠席。久しぶりにピアノは大徳さんにおねがしました。それまで15年近く一緒にバンドをやっていただいたので、4年ぶりの共演のブランクは全くなかったように。やっぱり大徳さんすごいな!TPの伊勢さんがゲストで一緒に4曲。伊勢やん、渋いなあ!BassのMarkもdramsのコーちゃんもいつも素晴らしい。
バンド、客席と一体になってとてもいい音楽の夜になったような気がします。
バンドのみんなも聴きにきてくださったみんなも,本当にありがとうございました。
みんな大好きです。こんないい環境で音楽できるんだから、もっといい歌が歌えるように頑張らなければ。

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pianoは4年ぶりに大徳さん。



そして翌週バンドのdramsのコーちゃんのお誘いで富山県の魚津でのミュージックキャンプに参加し昨日帰りました。pianoの中村真さんがリーダーの学びのキャンプでみんな音楽に真摯で素敵な仲間に出会い楽しい2日間でした。近くに温泉があり2日間温泉にもちゃっかり行って、夜は飲み会を楽しんで。いい旅でした。
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久しぶりの日本海。魚津は蜃気楼で有名とのこと。

ライブでエネルギーを使い果たし、その後、休み間も無く動いたので、今になって疲れが襲ってきそうな予感。襲われないようにうまく回避しながら、今年の残りの三ヶ月を走りきろうと思います。
私のライブは
11月4日はOrgan jazzクラブの私のグループのライブ。
12月10日は私の教室のみんなのコンサートspice of life。
12月21日はギターの山口さんとベースの武田さんと3人で自由が丘のハイフン。

行きたい展覧会、公演、ライブと目白押し。
元気で12月までGO!




8月もそろそろ

8月もそろそろ終わりになります。みなさんはお元気ですか?

今年は夏バテしないように警戒した甲斐があってか今のところ元気です。でもレッスンに通っている生徒さんの何人かは体調を崩し辛そうでした。
今年は長雨で気温は上がらなかったのに、やはり夏は体に大きな負担をかけるのですね。

6月から7月に旅に出かけたので、特に夏休みもなく過ぎてしまいました。本当はどこか涼しい田舎で一週間くらい過ごせたらいいなあと思います。
空想ですが、大きな木に囲まれた縁側のある古いお家で、井戸水で冷えたスイカをタネを口から庭に飛ばしながら食べ、廊下の籐椅子に座り、蝉の声を聞きながら本を読んでいてそのまま寝てしまったりとか、キンチョウのコマーシャルぽい風景が今は懐かしくてちょっと憧れます。ゆったり時間が流れてる感じでいいです。浴衣でも来ていたら、そして夜は縁側の前で花火をしたり。枝豆にビールもいいですね。

そうそう、お盆の頃横浜のモーションブルーにspice of lifeでお世話になっているドラマーの吉岡さんのライブがあって久しぶりに横浜へ。吉岡さんのバンドはパンチがあって、彼の演奏、バンドの演奏を堪能しました。久し振りに港の風に吹かれ、ヨコハマトリエンナーレと重なって、現代アートも楽しめて、楽しいお出かけでした。久しぶりにサックスの竹内直さんにも会え、相変わらず演奏は尖っててかっこいい。

私の次のライブは、9月9日のOrgan Jazz倶楽部が控えています。今回はメンバーのpianoの田窪くんがツアーのため参加できなくて、4年ぶりにpianoの大徳さんが参加してくださいます。それと、trumpetの伊勢秀一朗さんがゲストで参加してくださいます。レギュラーのbass Mark Tourianとdrumsの大村亘くんの5人でどんな演奏になるのか今から楽しみです。


Mortion Blueでの吉岡さんのバンド。
前のサックスが竹内直さん。
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ジャコメッティ

先週の日曜日、行きたかったジャコメッティ展へ。
まだ行かれない方で興味がおありでしたら、新国立美術館で9月4日までです。
撮影が許された3枚のうちの一番好きな作品です。


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暑さに負けないで過ごせますように

本格的な暑い夏がやってきました。寝苦しい毎日が続きます。


"寝るときエアコンのタイマーを3時間"つけてと何かで知って実行すると、タイマーが切れた後、汗でびっしょりになって目が覚めてしまったので、朝まで冷房をつけて寝たら朝まで眠れた。これがいいと、昨夜も同じようにエアコンつけたまま寝たら、今日は起きた時に体が冷えてしまってまたぐったり。外の気温や湿度も違うのだから細かい調整がなければ同じようにはいかないようだ。

こんなに寝るのは大変なの?って思う。若い時は、睡魔が勝って多少の暑さも苦にならなかったのかな?これも年齢なのかな?子供の頃寝るのに苦労したのかなあ。私の郷里は周りに山が多く空気が綺麗なので暑くても爽やかだったような気がする。今でも郷里の兄の家は、自然の風と扇風機で十分、エアコンはない。東京は、暑さ、湿気に加え、エアコンの排気熱が尋常ではないけど、でもエアコンなしでは毎日が過ごせないのが現実だ。


先日、施設の方がバンの中に放置され熱中症で亡くなったというニュースが流れた。ほんとうに気の毒だ。そのくらい暑さは体力を奪う。

そういえば先日の私の旅で、パリの空港から宿に行く時、タクシーでは100ユーロと高いので35ユーロだというシャトル(乗り合いバン)を利用した。タクシーなら目的地にそのまま行くので40分のところが3時間もかかって、着いた時は調子を崩してしまった。どうも熱中症になったらしい。こんなことになるなら高くてもタクシーの方が良かったんだけど、リッチなわけではないので、せっかくリズナブルなAirbnb(民泊)に泊まることにしたのに、タクシーで100ユーロくらいと言われシャトルを選んだ結果だ。乗り合いだから3組ぐらいの南アフリカからの女性の二人組。オーストラリアからの年配のカップルに私。みんな向き合って話が弾んで面白かったけど、フランスは日本のように普段暑くないのか日本のようにエアコンを使わない。エアコンに慣れきっている日本人の私には暑くて気持ち悪くなってきた。エアコンをお願いしても、ほとんど効き目がない程度。そして順番にホテルを探して行くので、私は最後だった私は着いた時はぐったり。貴重なパリの3日間が調子を崩して半減してしまった。


暑さは、こんなに体を消耗させるのかとここ数年実感している。昨年の夏バテで懲りたので、それ以来、疲れに効くという鳥の胸肉成分のイムダペプチドというサプリを飲み、鶏肉はだいたい胸肉を購入。酒粕と塩を混ぜたのに漬け込み、焼いたり蒸したりチンしたりでいただく。ここ1−2年はまっています。スライスしてサラダに乗せたりそのままいただいたり、とても美味しいです。

どうか暑さに負けないで過ごせますように。



国際人としての大切なマナーはFairness(公正、公平)という言葉をふと思い出しました。


私は、シンガーや指導者の仲間との研究会などの集まりに海外によく出かけます。いろんな国から来た人たちで文化,習慣も違うのですが、みんな当たり前のように一つになれ、心が響きあい、昔からの仲間と同じ感じで、何も問題が起きません。タイプが似ているのか、コモンセンスが分かっているのか、基本のFairnessが解っている人たちで、気持ちがいい。話さなければならないことはちゃんと話し、それぞれが立場をわきまえ、思いやりを持って、みんなのために何ができるかと考えられる人たちで、一緒に歌うのも楽しいので、無理しても楽しみに出かけて行きます。


先月フランスで、アメリカに長く住んだことがあるオーストラリア出身のデザイナーの女性と話した時、今はフランスが気に入っていると。"なぜ?"と聞いたら、ゆったりしているのと、すごく民主的だからと。他のフランス在住の友人も同じようなことを言っていた。

英国はEU離脱、アメリカのトランプ大統領の当選など自分の国が良ければいいという流れの中で、フランス人は、極右政党ではなく、穏健派で知的なマクロン氏を大統領に選んだ。さすがフランス。そうなんだ、民主的なんだ。

日本では自民党の支持率が急激に落ちています。当たり前だけど。もっと議論をという国民の声、野党の声を無視して"共謀罪"法も強引に決めてしまった。そして森友学園や加計学園問題。

そして後をたたない閣僚の失態。こんな人しかいないの?いつの時代、どこの国かと。

こんな強引でアンフェアなことがまかり通る。こんな知性のない政治家がいる国が日本なんだと。日本はまだ民主的には程遠い。

"好奇心に純粋に従えるようになった"、と。


よく歳をとると頑固になると、頭が固くなったり融通が聞かなくなるって。
そういえば昨年久しぶりにリタイアした兄貴の家に(私には3人兄がいてその一人、みんな違う個性で面白いのだけど)遊びに行った時、昔より硬いなあ!と感じた。まあ、会社員だった兄だから私のように好き勝手に生きているわけではないので、違いを感じてもおかしくないのだけど。私も頭が固くならないように気をつけないと。

でも年齢ではないようだ。
昨日の私のコラムに、朝日新聞の一柳慧(いちやなぎとし)氏の"語るー人生の贈り物"という連載記事が気に入っていて、終わらないでほしいと願ったのに、今日の15回が最終回になってしまった。残念!
彼は、同じ前衛作曲家のエリオット.カーターも90歳を超えてからがすごかった。"晩年に挑戦する心が増してくるというのが本物ですよ"と。"歳をとったほうが好奇心に純粋に従えるようになった。....古いものへの反発も逆になくなる。新しいか古いかは、面白いかどうかに関係ない"と。
私も年齢は関係ないと思う。肉体的には衰えるかもしれないけど、時間かけたのでいろんな経験や学びが考えを深めてくれるので、より豊かになる。


一柳氏は、"決まり"から飛び出した現代音楽は身内から異なる価値観を示し、権威に疑いの目を向け、世界との新たな対話の道を探るものだった"と。師ジョンケージから受け継いだ精神だと。

ジャズも最初は差別や権威に反抗する部分があった、私はそのスピリットに自由な気持ちでチャレンジする生き方でもあると思っています。ジャンルは違うけどジョンケージもジャズだった。ロックも権威に反抗するというのは同じですね。ロック魂と言ったり。

友人であるトランペット奏者の伊勢さんと以前飲んだ時、"タモリが言っていたんだけど、ジャズはその人がジャズかだって"って伊勢さんが言って、そうだねと共感したのを覚えています。タモリの言い方だったら、ロックの人はその人が表面ではなくてロックかって、言ってるんじゃないかな。

人間にはタイプがあるから、それぞれだと思うけど。イデオロギーだって、政党が色々あるように。

「時間と空間、両方に開かれた音楽をこれからも書いて行きたい」と、ますます型破りな一柳慧氏。コンサートに是非行ってみたい。
愛なんて一言も言ってないけど、おおらかで優しい人に違いない。




一柳慧(いちやなぎとし)

朝日新聞の文化.文芸欄 "語るー人生の贈り物"は、先月から作曲家一柳慧氏。オノ.ヨーコさんと結婚されていたこともある現代音楽の作曲家です。
オノ.ヨーコさんのことは、"何にも属さないのがオノ.ヨーコ。社会通念にとらわれず自分の胆力だけで本質を見出していく力は魅力でした。"と。

毎日とても心に響いて共感、自然体で素敵な方だなあと楽しみに読んでいます。

今日の14回目は、
「同じような信念を持つ人たちと、同じ時代に生き、共に仕事をする。当たり前に思っていたことが実はいかに幸運なことだったのか、年を重ねて気付かされました。立場やジャンルや思想の壁を超え人間かどこまで響き合うことができるのか、挑み、確かめることが創造ということなのかな、とも思います。
収益や評価といった結果より、創造に携わる者同士が刺激を与え合うプロセスにこそ自分をかけたい......。」

彼は好奇心と人間と芸術を信じる健やかな心を持つ、サントリーの社長だった佐治敬三さんのサポートで演奏の機会も飛躍的に増やし、未知の聴衆と出会え、またニューヨークで自由に目覚めた。
「信念を同じくする人々から本質的な何かを受け継ぎ、己の中での戦いを経て未来へ繋ぐこと。これも創造という営みなのかもしれない。」と。

毎回、感じること、色々考えるヒントをがいっぱいで刺激的です。
連載まだ終わらないでもっと語ってください!


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