気候が乾燥しているせいかここ一か月くらい声がかすれ気味。こんなことめずらしい。今年が特に乾きすぎているのかあるいは単に筋肉疲労みたいな声帯の疲労なのかな。一昨年は運動中に足の肉離れ2回起こしたから、声帯も昔より疲労しやすくなったのかも。
シンガーはのどをドライにしない為に一日2リットルくらいの水をのむ必要があるという。それでも日本はまだ湿度が高いけど、NYやボストンではまず肌のしっとり感がなくなる。また東京より長野の方が乾いているように感じる。
今日もレッスンで大分喉を使ったので、終わると読み物やTVで気分転換。目はパソコンと年のせいで大分前から凄く小さい字はアウトだけど。
目と言えば現代人は目の使い過ぎだよね。昔は早寝早起きでロウソクの火くらいしか無いのだから(昔すぎる?)今は電気の力で24時間昼間の中にいるよう。そのうえTVもビデオもパソコンも目を働らかせすぎ。
じゃあ耳も?私はジムのスタジオの音は大きすぎるから耳栓します.......
"冬は寒く、身体が縮むから血管の病気の患者が圧倒的に多く、すごく忙しいです..."と、救急の専門のお医者さんをやっている私のレッスンの生徒のAさん。
私は"ウーム、あ、そうなんだ...."と、忙しさをねぎらう前に、専門家の話に聞き入ってしまった。脳卒中や脳溢血など血管が急に破裂したりするのは、寒さが原因になる事が大いにあるという。
翌日、さっそく電話で高齢ですこし弱り始めた群馬の母に、聞いたばかりの話をしながら"......暖かくしてね"と。
その翌日、母は主治医や兄家族の説得で大事をとって入院した。
お正月滞在した母の家は私には寒かったので、病院の方が暖かくて私も安心。
明日は、先週の日曜日に長野のレッスンの帰りに善光寺で買ったお守りを持って、母のおしゃべりを聞きに群馬に。
"Grave your coat and get your hat ,
leave your worry on the door step......"
これはスタンダードナンンバー"On the sunny side of the street
"のはじめの歌詞です。古いところではサッチモことルイ.アームストロングやエラ、最近ではカサンドラ.ウィルソンも録音しています。私も3枚目のアルバ
ム"clear out of this
world"の中に入れました。歌詞と,このカジュアルで明るいメロディーが好きです。ざっと歌詞は"コートと帽子をつかんで明るい表へ出よう!そしたら
ブルーな気持ちも晴れ、お金なんか無くても気分は大金持ち!"みたいな感じなんだけど。
ずうーっと昔,高田馬場のシェーキーズで演奏していたバンドに自分の仕事がお休みのとき歌わせてもらいに通っていました。面白くて、面倒見が良くて,みん
なに慕われたトランペッターの鈴木さんという人がリーダーで、早稲田のニューオリンズジャズクラブのメンバーや若いミュージシャンが集まって勉強させてい
ただきました。その時私は、片っ端からデキシーの曲やスウィングの曲を覚えました。
そのときよく歌ったのが"bill bailyやsunnysideやbasin st bluesやthat's a
plenty...."などなど。今でも何年振りかでその時の仲間だったバンジョーの大西美代子さんのライブに行くと"ヴォーカリストの吉野さんが来てい
ますので,一曲歌っていただきます!って,有無を言わせず招かれて,sunnysideのイントロが始まるのです。こんな時、一瞬に昔の仲間に戻れる懐か
しい曲でもあるのです。
ああ、なんでこんな話思い出したのかって?そう、寒いとそして暗くなると、どうしても外に出るのがおっくうで、コピーをしにコンビニに行かなきゃならない
けど,とためらっていましたが、思いきりダウンと帽子をつかんで表に出ました。星がきれいで、くるぶし近くまであるロングのダウンは暖かくて快適!
思わず"grave your coat and get your hat........"
今日学校の帰りに"先生、自分の録音聴くと嫌になっちゃう"と,生徒。
私は"今からうっとりしていたら上手にならないよ!私なんかライブの聴くのすごくいやだけど勉強になるから我慢して聴くよ!"って、励ました。
そうなんだよね。そういう私も数日前の私のライブで録音したMD後少しで聴き終わるのに、耐えられなくて止めているのです。あらが見えてうう...つらいんだよね。そんな事言ってる場合じゃないんだけど.......。