What's New | Michiko Yoshino | ジャズボーカリスト 吉野美知子

What's New

2007年3月アーカイブ

"さくらさくら.."

いつもライブが終わるとしばらくはクラシックとか聴きたくなる。今週は武満徹の合唱曲を聴いている"前から持っていた武満の作品集の中の"さくら"が聴き たくて探したら大阪のハインリッヒ.シュッツ室内合唱団が歌っているのを見つけ手に入れた。武満の"さくら"は、ワーッと咲いてあたり一面を薄紅色のさく らでうめ尽くしサーっと一瞬に散ってしまう様が美しい。もちろん合唱団のサウンドもいいけど。

今夜レッスンが終わって、前から約束していた友人と近所の温泉へ。車から降りるなり頭上に満開のさくらがバーッと広がって思わず2人で"ワーすごーー い!"その隙間から少しだけ月が覗いてて"いい!"。思わずカメラで。今日の暑さでいっぺんに咲き出したみたい。これからしばらく"さくらさくら.."に 魅せられる日々を思うとうれしい!

よい日曜日を!

先月から一か月くらい時差のおかげで早起きが出来るようになって、"やった!"と、うれしく思っていました。
でも、昨日今日はライブの疲れか前に戻ってしまいました。早起きは低血圧でもあるけど、長年の習慣で大の苦手で、ダイエットくらい苦手と思っています。

そう目黒のJay-J's cafeでのAb-roadライブが木曜日無事終わりました。目黒駅から近く、いいマスターといいお店で楽しいライブになりました。おいで下さったみなさ んありがとうございました。またおいでになれなかった方、機会がありましたら宜しくお願いします。

やっと桜のたよりが少し聞こえて来ました。今年は暖冬だったからもっと早く咲くと思っていましたが、また寒くなったり本当にお天気や!ですね。早くジャ ケットなしで風を感じて、春の空気を感じてのびのび歩きたいです。春になってまたすこづつアクティブになると思います、もちろん早起きも続けたい。コラム ももっと更新しなくっちゃ。ね。
今日はこれからコンサートに行ってその足で母の群馬です。母に会って、郷里の景色を見て"ほっと"出来るかもしれないです。みなさんもよい日曜日を!

作者の意図をゆがめている

森進一さんと"おふくろさん"の作詞者の川内康範さんの騒動が連日メディアをにぎわせている。無断で歌詞を加えられたと作詞した川内康範さんが"森さんに は歌わせない"と。"私が心血を注いで作った作品を勝手にゆがめて..."。と。森さんは、ステージではしばらく歌わないという。
15日朝日新聞の朝刊の文化欄でもこの騒動を著作権の視点から大きく扱っていた。記事によると、著作権法には、著作者人格権というものが定められていて、 著者の意志に反して内容を変えられないという"同一性保持権"と、いうのがあるという。JASRAC(日本音楽著作権協会)も、著作権法の権威である半田 正夫氏も作品全体の統一性を損ない作者の意図をゆがめているという。森さんも無理矢理歌いたいとか、裁判でとかの話しには行っていないので、これ以上こじ れる事はないだろうけど、私もこの騒動には多いに感心を持った。歌い手としてではなく。

ボストンのバークリー時代、編曲専攻の知り合いにポスターを依頼され作ってあげた事がある。(ボストンの学生時代、私は墨を使った作品をベースにシルクス クリーンでポスターやグリーティンングカードやTシャツなどをデザイン制作してお店に卸して生活費に充てていた。)今のようにPCも使えない時代で、フォ ントは貼付けたり全部手作りで仕上げ、後はコピーすればいいようにして知り合いにプレゼントした。その後、私は貼ってあった私の作ったポスターを見て青ざ めてしまった。私のデザインした作品の余白いっぱいに手書きで文字が埋められていたのだ。私にとっては余白は作品の要なのだ。コメントを入れたかったら最 初からこれを入れて作ってくれと言えばいいのだ。私はショックで知り合いに伝えた。相手が音楽家なので、作曲やアレンジされたものが断りなしに変えられた ら嫌なのと同じだよね!と。知り合いは、わかってくれた。川内さんとはスケールが全然違うけど、ふとこんな思い出が頭を過った。

森さんの場合、川内さんが何度も忠告していたという事、そして紅白で川内康範作詞ということで、保富康午さんの歌詞を付けて歌ったという事。それは絶対ま ずかった思う。ものを生み出す人の気持ちがわかっていないし尊敬尊重していれば絶対しない事だと思う。森さんは悪気はなかっただろうし、謝罪に伺ったりし ているけど。辛い立場かもしれないけど、創作者に対して、無知なのか、センシティブでなさ過ぎる。川内さんの気持ちは"そういう鈍い無礼な人は、もう 嫌!"なのだと思う。残念だけど。

ああよかった!

飛行機の車輪が出ず着陸出来ないというニュース。結果は胴体着陸成功で、ああよかった!と、Liveのニュースを見ながら胸を撫で下ろしたのだけど、人ごとではない。飛行機の事故は確率から言えば他の乗り物よりとても少ないらしいけど。

私にも昨年から今年にかけては毎回何か起きている。
一回は成田から2時間飛んでから引き返した。これは急病人が出たため。
次は帰り、成田が強風で代わりに羽田に着陸、3時間くらいして成田にやっと戻った。
その次の時は2時間遅れで出発、だから到着は遅れて予定が大分狂ってしまった。次はオーバーブッキングでNORTHWESTからJALへ変更。この時は時間がかえって早まった。こんな風に事故ではないけど、このところほとんど予定通りになっていない。

こういうのは事故を避ける為に安全優先してるから起きる事だけど、テロ以降、昔に比べて異常なほどの検査も含めて、スムースに行かない。飛行機は普通の乗り物と思わない方がいいのかもしれない。
ちょっと前のJR宝塚線(福知山線)の脱線事故。時刻表道りに走らせる為に、遅れた分をスピード出しすぎて多数の死者が出したけど、安全第一。本当の事故は悲惨だから。

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