What's New | Michiko Yoshino | ジャズボーカリスト 吉野美知子

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2015年9月アーカイブ

神奈川県立音楽堂へ

大谷研二氏指揮、東京混声合唱団の演奏会に神奈川県立音楽堂へ。
一ヶ月ほど前の新聞でたまたま見つけチケットを買っておいた。大谷研二先生と武満徹の組み合わせ。聴きたいと!スケデュールを見たらOKだった.

前から2番目の席で、指揮もよく見えるし、団員の顔、姿も、口の動きも全てよく見える、かぶりつきの席だった。さすがプロでみんな素敵だけど、曲によっては笑みを浮かべ自然で歌っている男声もいれば、真面目一辺倒の方も。以前ゼミでお世話になった指揮者の大谷先生もお元気そう。

一部は、Samuel barberやフォスターのアメリカの歌。
二部は、武満徹の、アカペラ。武満徹の さくらや翼や前から聴きたかった作品。
神奈川県立音楽堂は木の建物で響きが美しい古い有名なホール。
プロの集団だからハーモニーがまず狂いがなく、大谷氏の指揮は音楽の美しさを繊細にやさしく表現して美しかった。

武満の作品はこの東混(東京混声合唱団)の為に書いたと言われているから熟成していて素晴らしかった。ただ、ファスターなどのアメリカのカジュアルな雰囲気の曲は、聴いてているわたしは体が動いてしまうが、団員は真面目でほとんど不動でそのまま。

わたしもクラッシックの合唱団で歌っているが、この辺にいつもギャップを感じてします。クラッシックは書かれているものを忠実に精巧に表現する音楽を指揮者が作っていく、ジャズやゴスペルやポップスは、ハーモニーはもちろんだけど、ビートやグルーブ感を体で感じながらの音楽の違い。人間のタイプの違いを感じます。オペラの海外の演出などは、古いものでもすごくモダンな舞台美術だったらい、演出だったり、音楽の美しさに変わりないが、もっと現代に生きているお互いの学びのクロスオーバーがあってもいいなあと思ったりしながら、湘南新宿ラインあっという間に渋谷、新宿へ。


いぶし銀のよう

9月に入って、夏の旅やライブが終わって、少しづつまたリラックスしてペースを整え始めている。

昨夜、生徒がたまたまレッスンの時教えてくれ、Norma Winstone(イギリスのVocalist)を聴きに久しぶりにpit innへ。
Normはわたしにとってはテイストも音楽の向き合い方も共感する、憧憬するVocalistの一人。
何度かアメリカでのコンサートで聴いたことがあったけど、少し年をとった感じはしたけど、かえっていぶし銀のようでかっこよかった。
声も年齢を重ねた分、深みを感じた。昔からのクリエイティブな姿勢は変わっていない。
名前は忘れてしまい申し訳ないが、才能に溢れたイタリア人のpianistとドイツ人のソプラノサックス、ベースクラリネットと素晴らしいトリオ
ベースクラリネット、きれいな音色でメロディーを奏でベースの役目も。あんなきれいなベースクラリネットの音色を聴いたのは生まれて初めて。ベースクラリネットの魅力を改めて発見。彼が素晴らしミュージシャンだったからでしょうが。
トリオで、知的で型にはまっていない自分たちの音楽を奏でていた。
刺激的な夜だった。

2020年の東京五輪のエンブラムの取り下げられた問題で大騒ぎが続いています。
マスコミ、ネットなどの報道は加熱して、佐野研二郎氏は、"....家族まで攻撃が続いて、人間として耐えられない"と,コメントを発表していました。

一つ問題があった時、マスコミなど全員同じ方を向き攻撃をするパターンは辟易する。佐野氏はネットから他の写真から軽率に使ったり、バックの模倣はスタッフがやったと告白し、他にも問題が出ているが、エンブラムは、自分の発想で一生懸命作ったのかもしれない。少なくも自分はそう言っている。
しかし、こんな問題に発展した組織のチェックの甘さには呆れてしまいます。国際社会に提示するスーパープロジェクトなのだから、発表する前に周りがなぜもっと厳密にチェックしなかったのか、世界に向けての,誇るべき象徴なのだから。作る方は、世界を舞台に自分のオリジナルデザインを発表できる最高の舞台なのに。
これからいろんな訴訟が起き、佐野氏は逮捕される可能性もあるとまで言われる。


私は、今年の冬から春にかけて、デザインで社会を考えるというプロジェクトにボランティアで参加する機会がありました。
私の参加したチームはたまたまファッション関係の人が多く、その一人が"好きなファッションの仕事だけど、洋服を作る時、大量に布が余って(残反ーザンタンというらしいーそして余るほど注文するのは、製造する人を守るためでもあるらしい)それが廃棄されるのが悲しい"と訴えたのを、みんな共感して、その残反の問題を取り組むことに決めました。
そして、私がプロジェクトの名前"Reborn"はどう?と提案しました。捨てる布が蘇るし、布でリボンのように包むこともできるのでひらめきました。仲間から、"いい!!" "さすが!" 納得してもらい決まりかけました。その時JICAに勤めているB君がネット検索して、"ダメだ!TOYOTAがすで使ってる!"と、見つけてくれNGになりました。(偶然にも既にあったRebornはこの佐野さんのロゴです)B君えらい!さすがです。ネーミングの発想は良かったんだけど、みんなと"残念!"と諦めました。
この程度のレベルのプロジェクトでもちゃんとチェックする作法はあるのです。

私の、教室の improvisationのグループ名を、最初、私は武蔵野に住んでいて、musicとかけてサウンドも好きなので"MUZA"(ミューザ)としました。そしたらある時、川崎に同じ名前のホールがあることを知り、同じ呼び名だけど字が違う
"MYU座"にしました。真似は嫌いだけど、たまたま同じということもあるんですよね。商店の名前が同じとか。人の名前漢字が違う人もいるのと同じで。

もう一つおまけ。私のスタジオの発表会ライブのタイトルを"spice of life"と名ずけました。Spiceをきかせた生き方をしたい、生徒にとっても歌うことも生きる上での大事なspiceだと思うから、...。のような発想で。その後になって、レコードレーベルで、同じ名前がありました。それは、私より遅く立ち上げレーベルです。私はもう24年くらい前に作った名前なので、すっかり定着し、私の教室の大事な部分です。



まだ8月が終わったばかりというのに、一気に涼しくなって秋の気配です。でも、"もう少し夏を味わいたい"と言ったっら、"このくらいがいいよ"って誰か。でも秋空に入る前の夏の香りがちょっと残った青空が見たいなあ!

8月に研究会でNYに出かけて、その後はすぐライブ。
スポーツジムもかなりお休みしていました。昨日は疲れがピークで死んでいたので、今日3週間ぶりジムへ。バテないか?と不安を胸に、クラスに出たら全然バテず、楽しくついて行けた。すっきり、気持ち良かった!やっぱり体動かすの気持ちいい。

先週の金曜日28日は、Organ jazz クラブでのライブ。とてもいいライブになりました。おいでくださいました皆さん、本当にありがとうございました。いつも感謝です。
楽しかった!バンドと聴衆のみんなと心と音楽が一緒になれ、歌っていてすごく気持ちの良い、music nightでした。

このグループになって4回目かな?bassのMarkさん は年齢的には、少し上だけど、pianoの田窪くんもdrumsのコーちゃんも、私に息子がいればくらいの年齢、でもセンスも技術も素晴らしいmusician、その上性格も素直です。
この日は、みんなでいい音楽を作ろうという気持ちが、今までで一番感じた幸せな夜でした。お互いに人となりが少しづつわかって来て、リハの時も、いいコミュニケーションが取れてきました。よくなるために素直に気づいたことは言い合たったりアイディアをだしたり。

次のこのグループでのライブは、12月22日です。いいグループになってきた、頑張らなくっちゃ!organ-8_28_15.jpg





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